神椿スタジオさん

昨日(2021.3.13)、神椿スタジオに所属する花譜さんのライブがありました。私は花譜さんが好きなのですが、観測者(花譜さんのファンネーム)とまではいかないぐらいの人間なので、ゆるっと見てました。まあ引き込まれたんですけど。

花譜さんは、先日紹介したVSingerさんの一人で、現在は神椿スタジオの一員として活動されています。今回はその神椿スタジオさんの話をしていきたいと思います。
初めに断っておきますが、私は神椿スタジオさんに関してはほかのジャンルに比べて知識が少ないです。そのため紹介とか解釈というよりは推し活に近い形になると思います。まあきけばわかるよ。うん。

さて、神椿スタジオさんは私から見るとレーベルなのですが(まあ公式サイトにも「レーベル」って書いてあるしこの見方はあながち間違いではない)、実際は音楽だけではなく、イラストレーターさんや動画関係の方もいらっしゃいます。今回は音楽を大枠に話していきますが、バーチャルコンテンツを展開するレーベルとしては割と手広い(というよりかは、自分の事務所で多くのことを完結できる)場所であるととらえてください。

神椿スタジオ(以下敬称略)に所属されているアーティストさんの中で有名なのは、おそらくカンザキイオリさんでしょう。「命に嫌われている」で有名になったボカロPさんで、現在は同スタジオに所属するバーチャルアーティストの曲作りや、小説の出版などをされています。個人的には「あの夏が飽和する」が好きですね。
他にもボカロPさんを挙げると、Guianoさん、大沼パセリさんが所属されています。Guianoさんは「死んでしまったのだろうか」で有名、大沼パセリさんは「Corruption」が有名です。現在はセルフボーカルで活躍されています。
他にもEMAさん、ボカロPの大沼パセリさんが組んだDUSTCELLというユニットも神椿スタジオに所属し、「CULT」の発表を皮切りに精力的に活動されています。

その中で、特に多くのアーティストが活動されているのが、「バーチャルアーティスト」の分野です。神椿スタジオではイラストや3Dグラフィック、映像などが凝っており、他の方とはまた違った雰囲気を持つのですが、基本的な活動としてはVSingerさんと同じです。
昨日ライブを行った花譜さんだけでなく、理芽さん、春猿火さんなど6名のアーティストが所属しています。

そんな神椿スタジオの強さを目の当たりにしたのが、昨日のライブでした。
まずは歌がうまいこと。花譜さんについてはVSingerさんの方で触れましたが、それ以外の方々の歌もすごい。花譜さんのワンマンライブという体でしたが、理芽さん、春猿火さん、ヰ世界情緒さん、幸祜さんも参加され、実質総力戦のようなライブでした。
花譜さん以外の方々は名前や歌の片鱗は知っていたのですがちゃんと聞くのは初めてで、でもそれぞれの歌い方に魅了されました。神椿スタジオに所属するアーティストさんの底力を味わいました。

そしてグラフィック。花譜さんは特に自身の曲のMVでは3Dモデルを使っているのですが、ライブでもぬるぬる動く3Dモデルで歌っていました。モーションの滑らかさもさることながら、踊るなどの激しい移動、そしてライブの終盤ではステージを超えた位置の変化などにも対応しており、技術力の高さを感じました。
歌のバックに表示されるイラストも迫力があり、ライブに引き込まれる一要素となっていたと思います。

ライブの最後には様々な告知が行われました。花譜さんの次のライブに加え、小説やバーチャル世界へのメディアミックスも行うようです。今までしっかりと神椿スタジオを追うことをしていなかったのですが、これからの展開が楽しみになってきました。注目させていただきたいと思います。

神椿スタジオは、ボカロP、VSinger、グラフィック、そして既存のメディアを組み合わせてできる新しい形のレーベルです。ボーカロイドを取り巻く環境は刻々と変化し、日々新しい要素が誕生していますが、その中でも鮮烈な展開をしているのが、神椿スタジオだと思います。
この分野が好きな人はいつか通る道だと思います。是非感動していってください。

読んでいただきありがとうございました。

神椿スタジオさんのページ:KAMITSUBAKI STUDIO