今回は推し活回です。
みなさんは「コンピレーションアルバム」というものをご存じでしょうか。私もあんまり知らなかったので、調べてみました。
手元のWeblioさんによると、
Compilation:編集、編集物
Omnibus:大選集、乗合自動車など
という意味らしいです。まあざっくりいうと、コンピは「一定のテーマに沿って集めたもの」、オムニバスは「いろいろ」って感じみたいですね。
参考:「コンピレーション」の意味とは?オムニバスとの違いも解説 | TRANS.Biz (trans-suite.jp)
私は様々なCDを持っていますが、その中にもコンピやオムニバスに該当するものが多々あります。今回はそれについてご紹介します。
①Thank you ROCK BANDS! /UNISON SQUARE GARDEN
地味にこのブログでちゃんとJ-POPの話をするのは初めてですね。私はボカロ以外にもSEKAI NO OWARIやUNISON SQUARE GARDEN(以下ユニゾン)が好きでよく聞いています。
このアルバムは、ユニゾンの15周年記念として制作されたアルバムで、「トリビュート」、すなわちそのバンドにかかわりのある人がカバーする、という形のアルバムになっています。
個人的にはクリープハイプさんの「さよなら第九惑星」が好きです。J-POPではトリビュートが割と出ていて、井上陽水さんのものなんかがおすすめです。私はまだ持ってないんですが。
XFD:「Thank you, ROCK BANDS! 〜UNISON SQUARE GARDEN 15th Anniversary Tribute Album〜」クロスフェード - YouTube
②アルカロイドに溺れる
私がこのアルバムを買った理由はまあ多くの人がわかるでしょう。つまりそういうことです。
このアルバムにははるまきごはんさん、TaKU.Kさん、稲葉曇さんなど今でもよく聴いているボカロPさんが参加されています。この方々に初めて出会ったのがこのアルバムです。
このように、「今まで聞いていなかった人に出会える」というのがオムニバスの良い点であったりします。ボカロPさん同士は割と仲が良く、こういうオムニバスは多々発売されています。
ちなみにこの盤はあまり見かけません。私も東京で偶然見つけて買ったのですが、とても良い買い物をしたなと思っています。
XFD:【C92】アルカロイドに溺れる【Trailer】 - YouTube
③ドンツーミュージック3・4
「四つ打ち」「ロック」をテーマにしたコンピレーションアルバムです。ツミキさんがまだCDをだしていなかったころ(2021年2月にやっと1stアルバム「SAKKAC CRAFT」が発売されます)の作品で、ツミキさんの音源欲しさと、カラスヤサボウさんの曲のカッコよさに惹かれて買いました。
過去のドンツーミュージックではナユタン星人さんの「太陽系デスコ」やはるまきごはんさんの「メルティランドナイトメア」などが収録されていました。
3はツミキさんの「ニビイロドロウレ」やはるふりさんの「Imp」4には1~3の参加者に煮ル果実さんを加えた豪華メンバーで、煮ル果実さんの「ハイネとクライネ」、ツミキさんの「ヒウマノイドズヒウマニズム」など名曲がそろっています。
XFD
「3」ドンツーミュージック3〈ヨツウチ ロック コンピレーション〉XFD【C95】 - YouTube
「4」ドンツーミュージック4〈ヨツウチ ロック コンピレーション〉XFD【C97】 - YouTube
④観測γ /花譜
先日紹介した花譜さんのオリジナルアルバム「観測」を下敷きに、様々なボカロPさんがリアレンジしたアルバムです。サウンドの違いが楽しめます。
私はツミキさんの「過去を喰らう」アレンジや傘村トータさんの「雛鳥」アレンジを買いました。神椿スタジオというレーベルに所属していながら、その壁を越えたアレンジ集というのはなかなかお目にかかれるものではありません。
Trailer:花譜 #41「観測γ」【Short Trailer】 - YouTube
⑤ベノマ /かいりきベア
かいりきベアさんの「ENCORE ALBAM」として発売されたリアレンジ集です。アレンジャーには「背景ドッペルゲンガー」「六兆年と一夜物語」のkemuさん、ピアニストで「アマツキツネ」なども発表されているまらしぃさん、「ECHO」で有名なCrusherさんなど錚々たるメンバーがそろっています。
さて今回のブログのメインディッシュがこちらです。このアルバムのすごいところは
①良い原曲があり
②豪華なアレンジャーがそろっていて
③それぞれが自分のカラーを出している
というところです。
かいりきベアさんは「ベノム」で有名なボカロPさんですが、それ以外にもさまざまな名曲を出しています。
アレンジャーについては先述した通り、さらに個人的にはツミキさん、煮ル果実さん、大沼パセリさん、はるまきごはんさん、稲葉曇さんあたりが参加されているのがポイント高いです。
そしてそのアレンジャーが自分のカラーを出しつつアレンジされた様は、圧巻というほかありません。個人的に好きなのはまらしぃさんの「アルカリレットウセイ」、稲葉曇さんの「失敗作少女」、ツミキさんの「イナイイナイ依存症」あたりです。
さらに言えば、オリジナルの曲もさらっと入っているのも良いんです。まさに「名盤」でしょう。
このアルバムは今でも割と流通しているので、ボカロ好きの皆さん、ボカロを聴いてみたいと思った皆さんはぜひ手に取ってみてください。
XFD:【公式】 ベノマ Trailer / かいりきベアENCORE ALBUM - YouTube
こんかいは完璧な「推し活」でした。ボカロでなくとも、コンピやオムニバスはいいものです。皆さんもぜひ自分の好きな分野で楽しんでください。
読んでいただきありがとうございました。