いつもの。
去年に比べて聴く数がちょっと減ってしまった。NicoBox導入など、個人的にでかい事象はいくつかあったのですが。まあでも、いい曲が色々あるし、いいか。
~レギュレーション~
①2022年上半期にYouTubeに投稿された楽曲(ただし2021年12月投稿も一部含む)
②私が2022年のプレイリストに入れた曲
【ボカロオリジナル部門】
1.キメラ/DECO*27 feat.初音ミク
おっいいねいいねって感じ(適当)。本当にズムサタで流れていた時はそれなりの感動があった。もはや常連であり、そうであることに何の疑問も感じないさせないあたりに改めて感嘆させられる。あとアルバム「MANNEQUIN」もとてもよかったですね。まあこの曲は収録されてないんですが。ストレートないい曲。
2.スコーピオンガールの貴重な捕食シーン/STEAKA feat.初音ミク
なんだこれ(驚嘆)。今までこんな曲聞いたことないと言うか、「こんな初音ミクを見たことない」の感覚に近いかもしれない。感情以前に直接的に感覚に作用してくる感じがして、とても良いと思います。こんな真似ボカロでしかできないし。完璧。
3.スイートリトルライズ/莉津 feat.可不
ダウナー系のよかった曲。冒頭の下降音形が刺さりました。ギターのジャキジャキしているのも好み。二番Bメロの韻の踏み方が綺麗で、そこも気持ちいいポイントです。こういうふわふわした曲が可不にはあっている気がする。
4.街/jon-YAKITORI feat.初音ミク
今年もプロセカです。johnさんもボカロ曲を久々に出してくれて嬉しい限りですね。カントリー調の曲なんですが、ビビバスの雰囲気にも適合していて、johnさんすげーとなっています。想起されるのはそういう風景じゃないはずなんですが、カントリーで郷愁って出るんだなと。
5.レリギオス/はねるさかな feat.初音ミク
今年の掘り出し物枠。ずっと手に汗握る緊張感があって、それでいてスッキリ頭に入ってくる名曲。鍵盤がかなり暴れているはずなんですが、なんでこんなにしっくりくるんですかね。サビの刻み方も見事。
「君の夜をくれ」なんてタイトル、何食べてたら思いつくんですかね。とってもダウナーな曲なんですが、それでいて洒落ているというか、品があるというか、透き通っているというか。まあ要するに「素敵」な曲です。
7.雷・々・来/RED feat.知声
こういうアプローチも、ありそうでなかった。2000年代初期のポップスって感じがしてとても良いですね。vaporwave味も感じる。このボカロ(多分UTAUかと存じますが)もなかなかいい声を持っていますよねぇ
8.ゴールデンスランバー/Rulmry feat.星界
いい曲。ストリングスがしっかり押し出されていて美味しいなと思います。最近YouTubeくんがこういうマイナーだけどいい曲を流してくれる様になってとても嬉しいです。ちょっとポルカドットスティングレイっぽさも感じますね。
9.Pinocchio/Noz. feat.音街ウナ
今年もNoz.さんがやってくれました。どうしてこうもメロディーがいつもいつも刺さるのでしょうか。バックもボカロの使い方も一級品。あんまり言いたくないですが「もっと有名になってほしい」ボカロPさんNo.1ですね。聴いてください。
10.アイニーブルー/ZLMS feat.初音ミク
今年のNo.1です。まあこのメンツはずるい。「覚えてる?あの日のあのこと」でグッとくるというか泣きそうになるというか。旅行先の北海道で聴いたのですが、今でもそれがありありと思い出されますね。それぞれの良さがケンカしないでちゃんと残っている、素晴らしい作品だと思います。ぐうの音も出ない。
【歌ってみた・セルフカバー部門】
1.月光/キタニタツヤ×はるまきごはん
うますぎ。ボカロが良く、MVが良く、セルフカバーが良いという化け物です。それぞれの声がボカロ版でもセルフカバー版でも上手く使われすぎていて、語彙力が溶けます。それにMVも完璧に追随しているので、もう言うことないです。聴いて。
2.Flyer!/Chinozo→Vivid BAD SQUAD×鏡音レン
プロセカ。ビビバスの曲は最近かなり好みになってきました。ここまで挙げている曲(『街』『月光』『Flyer!』)が全てビビバスというのは一見異常なのですが、それほどに今年のビビバスは豊作でした。個人的な好みは「あの日夢見た夢が最強の上昇気流」の綺麗なハモリ。あんまここでやらないハモリな気がしますけど、こうカチッとはまっているといいですよね。
3.ハッピーシンセサイザ/Easy Pop→YUME YUME JUMP!
プロセカ再び。これはエイプリルフール企画なのですが、布陣が贅沢すぎる。というか曲にハマりすぎ。うまい。MVのアニメ感もいいなと思います。エイプリルフールに全力投球するプロセカ概念、最高に良い。
4.ミライ/有機酸→aruma
さっきのがOPだとしたらこれはEDですね。沁みるカバー。しかしまたビビバスだよな。「曇りガラスと陽の影が/映し出す雨/戸惑い」の部分を上手く歌っている人がいないかな〜と探していた時に見つけました。しっとりした歌い方も合う曲ですな。
5.エイプリル/mol-74→Sou
結構昔の曲らしいですね。最近Souさんをちゃんと追ってなかったのですが、久しぶりに聴いたらいいなあとなりました。チョロい。こういう爽やかだけど切ない曲にカチッとハマる、いい歌い手さんだと思います。ピアノがちょっとじっとりしてるのがいいですね。
6.ロウワー/ぬゆり→ばんけん
ここでまさかのインストカバーを。昨年の大ヒット曲『ロウワー』のピアノカバーです。とてもおしゃれにカバーされていて、良い。やっぱピアノってかっこいいよななどと。
7.88☆彡/まらしぃ→ワンダーランズ×ショウタイム
まらしぃさんらしいというか、色々な事象にかかったネタが散りばめられている素晴らしい曲。ストーリーを読んでから聴くと泣きそうになる。いい話。
8.神っぽいな/ピノキオピー→EMA
EMAさんの声マジで好き。選曲良すぎ。神。神っぽいじゃなく、神。
9.食虫植物/理芽
Live版が上がってて、超よかった。理芽さんも割と声が好みの枠に入るのですが、ライブでもちゃんと上手いと嬉しいですよね。曲も良いし。
10.Journey/DECO*27→プロジェクトセカイ
2周年テーマソング。プロセカをずっと見守ってきたといっても過言ではないだろう、DECO*27氏の力作に、歌唱力で応えた怪作。奏の「泣き顔もなんかいい感じ」が良い。プロセカやっててよかったな、と思いました。
【POPS部門】
これまで「その他部門」でしたが、あまりにも身もふたもないので新設。
1.ゴーストキッス/NOMELON NOLEMON
ツミキさんが立ち上げたバンド部門。「きっとあなたとあたしの涙は同じ色だ」という歌詞が非常にかっこいい。前からメロが好きな人ですが、生声になってもそれは変わらず。これからも追っていきたいなと思います。
2.銃の部品/PEOPLE1
まあ有名でしょう。某学園のCMソングでしたし。純粋にカッコええなと思っただけで、深いコメントなんざできやしないのですが、それもまたいいよなという話(?)。構成がなかなか斬新ですが、それでもいいよな。歌詞はキメラになんか似てる。
3.D(evil)/春野 feat.yama
これも……ずるいよなぁ……組み合わせが良すぎ。春野さんのチルな感じにyamaさんが合わさったら最強だとしか言いようがない。
4.過学習/Ado
伊根さんがAdoさんのアルバムに参加すると聞いた時は、それはそれはびっくりしたのですが実際びっくりするような曲ができました。これ。でもしっかりAdoさんっぽい曲ができていて、納得させられました。
5.Overdose/なとり
たまには流行りの曲も聞いてるんだぞ、ということを示していきたい。これいい曲だよな。ダウナー大好きおじさんなのでちゃんとハマりました。あといい声してる。
6.トウキョウ・シャンティ・ランデヴ/花譜・ツミキ
おいおいおいおいおい
なんだこの組み合わせ。MAISONdes名義でしか確かに成立しない組み合わせではないとは思うけど。????って感じでした。蓋を開けてみたら花譜さんが変わった歌い方してるし、ツミキさんがバチバチにかましてるし、恐ろしい曲ができましたね。
7.青いキリン/ftrygry
なんだこれ?と思ったあなた。聴いてみてください。これはすごいです。
8.青く青く光る/Lanndo feat.ACAね
今年全体的に組み合わせがおかしいんですよね。ワールドカップじゃないんだから。実はこの二人は『秒針を噛む』で絡みがあるので一番妥当性があるといえばあるんだけど。これもいい曲だよな。ロウワーっぽい雰囲気を残しつつ、ACAねさん向けにリカスタムした感じがする。
9.藍より群青/夏代孝明 feat.星街すいせい
爽やか。まあどっちも「青」属性なのでピッタリですね。星街すいせい氏はかな〜り活動の幅を広げていて、とても面白い。これからどう引っ掻き回してくるのか楽しみでもあります。
アルバム「踊る様に」より。名曲ですね。「全知全能」にオリジナルが入っていたらしいのですが、僕的には「踊る様にver.」の方が好み。こんなに「かわいい」失恋ソングがあるだろうか。メロディ大好きです。
【レトロスペクティブ部門】
1.メラメリ/Sasanomaly
今年ササノマリイさんは私立恵比寿中学『ヘロー』に編曲で参加されたのですが、これをめちゃくちゃ想起される。エビ中が好きな人は是非こちらも聴いてみてください。優しい耳あたりの良い曲です。
2.リルビィ/空白ごっこ
聴くの遅すぎ。電ポルPさんは昔から大好きなのですが、今年とある事情で空白ごっこに足を突っ込んだら見事にこうなりました。かっこいい。
3.SCREW/蝶々P feat.可不
お恥ずかしながら蝶々Pさんが可不曲を出していらっしゃることを今年知りまして……蝶々Pさんらしいピアノが上手く効いた名曲。定期的に摂取したくなるんですよね。イケメンピアノは正義。
4.IMAWANOKIWA/いよわ→芥 ゆふ
今年見つけた名カバー。いよわさんの曲らしく、非常に難易度が高いのですが、綺麗に収めていて良いなと思いました。スッキリとして口当たりの良い仕上がりです。
5.Blue Star/八王子P feat.初音ミク
MIKU EXPO(海外向け初音ミクライブ)の総集編を見ていて度肝を抜かれた曲。なんと2016年の曲なんですが、こんなにゴリゴリエレクトロなんですな。良い。さすが八王子Pさんと言わしめる一曲。
6.MOGARI/かいゑ feat.初音ミク
かいゑさんは「十五少女」絡みで知ったのですが、なかなかかっこいい曲を書く方です。特にこの曲はスピード感のある展開で聴いてて楽しい。それでいておしゃれでかっこいいという、まるでカクテルの様な曲です(上手いこと言ったつもり)。
バルーンさんがまだ初音ミクを使っていた時代、というとかなり昔に感じる。実際それなりに昔の曲なんですが。というか『シャルル』から6年経っていることが信じられないですね。こう聴くとまたすごい。
8.Moonlight/shima feat.VY1
超絶ダウナーな曲。言葉の連なりが耳に心地よい。この曲は「歌詞も音楽の一部」という様な乗せ方をしていてすごいと思う。
9.フライディ・チャイナタウン/泰葉→稀羽すう
なんか最近昔のシティ・ポップが流行っているらしく、追随してみた。こういうのもいいよね。
プロセカ収録おめでとうございます。すごく良い曲です。収録のタイミングが素晴らしすぎて完璧なタイミングで聴けた気がする。
以上、今年の音楽レポートでした。見て分かる通りコラボが豊作でしたね。みんな仲が良くてよいことです。
一足早いですが、良いお年を〜〜〜