ボーカロイドとVTuber

私がボーカロイドを聴き始めて4年ほどたちますが、その中でボーカロイドを取り巻く環境は大きく変化してきました。今回はその中で、「VTuberとの繋がり」について取り上げたいと思います。
とはいえ、私がVTuberを見始めたのは最近です。これはあのサメちゃんが元凶なのですがその話はここでは割愛。ともかく、私はVTuber歴はそれほど長くありません。

ここで「VTuberってなんや」ってことを少し説明。と言ってもこのブログの読者さんはご存じかと思いますが。ざっくりいうと、「3Dモデルを使ったYouTuber」です。私はホロばっか見てるので他のことはよく知らないのですが、いろんな容姿の人や人じゃないものがいます。
メインの活動としてはいわゆる「YouTuber」のような、ゲーム実況や雑談、企画などを行うのですが、歌ってみた投稿をしているVTuberさんも存在します。

私は当初、この界隈にあまり足を突っ込みませんでした。VTuberと同時期、あるいは少し後に派生したコンテンツとして「VSinger」がありますが、この方々はいわば歌い手の延長線上、さらにより大衆的なコンテンツであることから、ボカロ曲よりはJ-POPを主に歌っているものと勝手に思っていたのです。
この偏見が崩れたのが、花譜さんの登場です。花譜さんは現在様々なボカロPさんなどが所属する「神椿スタジオ」に所属しており、何より歌が抜群にうまい方です。そしてボーカロイドの歌ってみた動画を多く投稿されており、ボカロ好きとしてかなりとっつきやすいVSingerさんでした。
花譜さんはその後、同レーベルに所属するカンザキイオリさん(「命に嫌われている」で有名)やGuianoさん(「死んでしまったのだろうか」で有名)などとコラボするなど活動の幅を広げ、ライブを開催するにまで至っています。ちなみに2021.3.13(土)にオンラインライブをするそうです。ぜひ見てほしい。
この人を皮切りに、EMMA HAZYさん、蒸気ナミさんなどのVSingerさんを聴くようになります。

さて、よくよく考えてみるとボカロとVTuberとは割と親和性が高いコンテンツです。まず互いにネット上で活動していること。そしてそれにより、楽曲の使用許可がとりやすいことです。下手をすればTwitterのDMひとつで使用許可をとれるボカロ曲は、歌いやすいと言えます。また、音源も渡してもらえることが多いので、手軽に歌ってみた動画を作ることができるのも魅力です。そもそも歌い手さん用のプラットフォームも整備されていますしね。
さらに、VTuberとボカロのファン層が被りやすいというのも魅力でしょう。前回の「ボカロの魅力」のところではVTuberは「キャラ人気」による魅力が大きく、アニメとの親和性が高いのでしょうが、ボカロ好きもある程度集まります。

というわけで、VTuberさんがボカロ曲を歌ってみるパターンが割とあります。しかもうまい。細かい例は推し活の方に譲りますが、まあなんせ皆さん歌がうまいです。歌い手さんを一通り聴いてみたらこっちに入信して沼にはまってもいいのではないでしょうか。

少々発展的な話だと、ボカロPさんからVTuberさんへの楽曲提供、という例もあります。有名なのは星街すいせいさんの「天球、彗星は夜を跨いで」(キタニタツヤさん)ですね。今後もこういうコラボが増えていってほしいと思います。

書いてみたらえらくさっぱりとした記事になってしまいました。推し活の方をその分こってりさせたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。