山梨旅行記

ボカロ以外の話を投稿するのは久しぶりになります。
8/11(木)に山梨方面を旅行したので、その模様をお届けします。

動機

山梨へ行こう、と思ったのは旅行する前日のことです。というかそもそも旅行をしようと思い立ったのが前日のことだったのですが。
この週は木曜を除く平日は一日中バイトをしており、たまにはお外に出かけたいと思っており、またせっかくぽっかり空いた日があるので、突発的な旅行をしたいという意図がありました。当初は千葉方面へ行き、いすみ鉄道あたりに乗ってやろうと画策していたのですが、ここは春か秋に訪れたいという思惑から流れました。

それから白羽の矢が立ったのが山梨になります。実は自分は山梨県に降り立ったことがなく、せっかく東京にいるのだから訪れておきたいと考えていました。そしてこの夏は山形にいくことが決まっているので、山梨に行けば本州全都府県制覇……というのは後々気づいたのですが*1。以上の理由から、山梨に訪問することが決定しました。

〜出発

まず考えなければならないのは、「どのような切符でいくか」ということでした。休日おでかけパスは大月までしか使えず、青春18切符は9/10までに使い切ることが無理、この時点でほぼ手詰まりです。よって普通に往復の切符を買うことにしました。まあ学割が効くので多少は安くなります。

(ちなみに東京から山梨へは、順当に考えるとバスが一番安い*2のですが、後述する「訪れたかった場所」があったのと、鉄道旅がしたかったという理由から廃案になりました。)

これを決断したのが当日の午前4時、なかなかギリギリを攻めています。幸いなことに、またありがたいことに新宿駅南口の「みどりの窓口」は午前5時30分から開いているので、そちらで切符を買わせていただきました。とある理由から多少手間取ったのですが、その話は追々。

山梨へ

午前6時ちょうどの中央線快速で西へ向かいます。朝早いので酔ったサラリーマンらしき方を拝見するなど、なかなかカオスな空間になっていました。まあ休日ですからね*3

新宿駅。夏なのでもう明るいですね。

道中はほとんど寝てました。先ほど午前4時の描写があったことからも分かると思いますが、前日ほぼ寝ていません*4。記憶があるのは荻窪あたりまでです。

起きたら終点・高尾駅でした。まるで寝過ごした人ですね。そういえば隣に座っていた方は新宿の時点で爆睡していらして、高尾で降りていらっしゃった記憶があるのですが大丈夫だったのでしょうか。ちなみに車内はサイクリングをしにいく人や、山登りに行く感じの出立の人々でそこそこ混んでいました。

高尾駅甲府行きに乗り換えます。

揃い踏み。やや見えにくいですが、奥の方に自分が乗車した211系も停車しています。

高尾で山登り勢は降りるかな、と思いましたがここから先もそれなりに混んでいてびっくりしました。よくよく考えたら高尾山に登る人は京王線高尾山口駅を利用するんですかね。そっちの方が安そうだし。とはいえ座れないというわけでもなく、なかなか快適な道のりでした。

途中四方津駅運転停車。「よもつ」じゃなくて「しおつ」なんですね。ちなみにここから山梨県なので、自分が初めて降り立った山梨県内の場所は四方津駅ということになりました。何気に10分くらい止まっていたと思います。逆に、大月駅にはあまり止まらなくてびっくりしました*5。電車は山を越え、甲府盆地へ入って行きます。

ずっとスマホをいじっていたのですが、ふと目を挙げるとこんな景色が。

きれい。

向こう側はぶどう農園……だと思います。駅名標にもそう書いてますし。

この感じでがたごとと進んでいくと、山梨市駅に到着します。
山梨市駅は自分が訪れたかった場所その一です。厳密には山梨市駅というより山梨市に行きたかったんですが。またバスではなく電車で行ったのはここへいくためです。「山梨」県「山梨」市なのですが、ここは県庁所在地ではない、というのは皆さんご存知の通りでしょう。このような例はここと、沖縄県沖縄市くらいしかなかったはずです(そうですよね……?)。

駅前は思いのほか都会で、駅もかなり綺麗でした、というか最近建て替えしたっぽいです。駅の前にはでかめのオブジェがあったのですが、オブジェだけでなくその周りのベンチに人や犬の像があるのがやや怖い。少なくとも知らない状態で見ると驚くと思います。像が何気にかなりリアルなのがそうさせるんでしょうね、、

これは駅前ではなく駅「中」にあった像。桃の下にあるのは葉ではなくぶどう。

朝早かったので周りのお店もほぼ開いていませんでした。実はこの時点でまだ朝ごはんを食べていなかったので少々残念。仕方ないので駅にあった完全無人のコンビニでチョコを買って食べました。完全無人のコンビニってすごいですね。

甲府

山梨市駅を出ると、もうすぐに甲府駅です。こちらは県庁所在地。甲府盆地のほぼ正面に位置します。
甲府市街地は、駅の北側が武田神社門前町、南側が甲府城を中心にした城下町、と言った感じのスタイルをしています。とりあえず、北にある武田神社の方へ歩いてみることにしました。道がまっすぐ神社の方へ伸びているので非常に分かりやすい。

途中山梨大学があったり

山梨大学放送大学も併設されている。

山梨大学の略称が「梨大」で、それを冠したバス停「梨大北」のバス停表示に梨があしらわれていないのに違和感を覚えたり(そしてその写真を撮り忘れたり)していると神社につきました。

……とさらっと書いておりますが、なかなかに遠かったです。しかも暑い。いや東京よりは涼しいですが。それでも暑いです。
神社はこじんまりとしていました。名前の通り、というか地域柄、というか武田信玄公ゆかりの神社らしく、いろいろグッズやら目録やらがおいてました。

あとキティちゃんがいました。

凛々しい

どうしてキティちゃんがいたのかは、謎です。サムライ(武田信玄公)の国ですね。

神社を出て帰ろうとしたのですが、ここで現金がないことに気が付きます。流石にこの暑さの中、そこそこの距離を歩いて下るのは骨が折れます。いや骨は折れませんけど。
幸いなことに神社から甲府駅まではバスが通っており、これに乗れば万事解決なのですがお金がなければ乗れません。悲しいことにこの辺りには銀行もATMもコンビニもありません。万事休すーー

 

一瞬焦りましたが、ありがたいことにPASMOが使えました。ありがとう山梨交通。ありがとうPASMO

神社の前から撮った写真。駅からは少し上りなのでやや俯瞰視点です。

なんとか甲府駅に戻り、今度は駅の南側に繰り出します。ちなみに南側の方がやや都会です。
県庁所在地ということで、駅前に山梨県庁があるのですが、県庁にはいわゆる「役所」や「議会」だけでなく博物館がいくつか併設されています。役所もレトロモダンな雰囲気で、それがうまく取り入れられていたのが良かったですね。

ちなみにあったのは「近代人物館」と「ジュエリーミュージアム」。レトロモダンな雰囲気と言いましたが、展示自体は小綺麗で良かったです。無料なので甲府に訪れた際は是非。ちなみに、山梨にゆかりのある人物投票的なイベントが開催されていて、クリアファイルをいただきました。

しばらくしてご飯を食べます。結局朝ごはんにはありつけなかったので念願の初食事です。折角山梨にきたということで、名物のほうとうを。

ほうとう

味はうっすらと味噌味。優しい味で美味しかったですね。しかしどの店に行ってもかぼちゃほうとうが推されていて(なんならこの店にはかぼちゃほうとう以外の選択肢がほぼなかった)、ほうとうってそういうもんなんだなぁと思ってました。野菜もたっぷりで、体にも優しい感じがしました。

さて、お腹も満たされたところで、次の目的地へ向かいます。

野辺山へ

鉄道に詳しい方はご存知かと思いますが、甲府からしばらく行くと、小海線という路線があり、ここにはJRで最も標高の高い駅、野辺山駅があります。甲府に行くついでに寄っておこうと思い、ルートに組み込んでいたのですが、これが割とややこしく

小海線はそもそも本数が少ない
中央本線甲府駅から本数がやや減る
中央本線から小海線への乗り継ぎが悪い

という問題点があり、いい時間を見極めていかなければなりません(そのため甲府ではけっこうピリピリしていました)。なんとかいい時間を見つけ、甲府駅を出発します。

中央本線*6をさらに西へ進み、小淵沢駅に到着しました。ここでも爆睡していたので記憶はあやふやですが、とりあえず終点まで行けばいいのでOKです。さて、ここでは待ち時間が30分ほどある予定なのですが……

車内放送「小海線の電車は4番線に停車している〜」

停車している???隣のホームに目をやると、確かにそこには電車がありました。やたら入線早いなと思っていたら、なんともうすぐ出発するとの放送が。あわてて野辺山駅に停まることだけ確認し、乗り込みます。どうやら臨時の快速だったらしい。

臨時列車。種別の表示はなく、「臨時」としか書いていない。

中に入ると快速だとわかる。しかしこれらの駅全てに止まるわけではないので注意が必要。

ホームは弓道の用具っぽいものを持った高校生でひしめいていましたが、次の列車には乗らないらしく、臨時列車が出ているのにホームが混むという謎の状況になっていました。

小淵沢駅のホーム(にある駅名標)。小海線仕様です。

ともかく、待ち時間が短くなったのはラッキーなので、喜び勇んで臨時列車に乗り込みます。乗り込んでからよくよく調べてみると、「八ヶ岳高原列車」という臨時列車でした(JR東日本による案内)。夏休み期間だけ運行されているそうです。車内には、鉄オタっぽい方がちらほらいらっしゃって、熱心に写真や動画を撮っていました。小淵沢を出るとすぐ「大曲」という有名な撮影スポットがある(らしい)のですが、乗っている分にはそこまでカーブを感じませんでしたね。

一応快速という触れ込みなのですが、野辺山までは各駅に止まります。ですが普通列車よりも案内がしっかりしている(気がする)。
のんびりしていると、すぐに野辺山の近くまで到着しました。野辺山駅の手前には、JR路線の「最高地点」があり、しっかりとアナウンスもしてくれます。ちなみに最低地点は青函トンネルの中なのでなかなかお目にかかれません(し、訪問できるのもごく限られた場合だけでしょう)。現在運用されているJRホームの中での最低地点は東京駅の京葉線ホームだそうです。

野辺山駅に到着。

噂には聞いていましたが、想像以上に涼しくてびっくりしました。風も通っていて、気持ちいくらい涼しいです。

野辺山駅。建物も特徴的な形をしている。

さて、さきほど小海線は本数が少ないと書きましたが、帰りの電車まで2時間弱あります。とはいえやることがないわけではありません。先ほど通過した最高地点に歩いて行きます。周りは山ですが、最高地点まではほぼ平地、歩いても30分もかかりません。さらに、ここは高地であるため気温も高くない、歩くのに絶好のロケーション(と距離感)でしょう*7

道中はほぼ畑で、見たことないくらいでかい農用車が通っていました。自分の祖父母もそれなりの田舎に住んでいるはずなのですが、ここまで大きいのは見たことないですね。キャベツとかが植わっていた記憶があります。

壮観

晴れているのもあって、景色はすごぶる綺麗でした。手前の線路が小海線のもの、奥に見えるアンテナ的な建物は、近くにある国立天文台の観測所です。

さて、特にトラブルもなく最高地点付近に到着。周りにはホテル、レストラン、小さめの広場などがあり、それなりには栄えている感じでした。休日だからか、親子連れもちらほらいるくらい。レストランの向こう側には国道(141号線)が通っており、トラックもかなり通過していました。交通の要衝ですね。

傍にある鉄道神社(御神体が線路?)に参拝し、いざ最高地点へ。

俺が最高だ(JR比)

写真にも写っているように、ここには「幸せの鐘」なる鐘があるのですが、ここに行くのがやや大変でした。岩の段差が大きすぎる。幸せに辿り着くには苦労が必要だ、ということを表しているのでしょうか。これも写真に写っていますが、最高地点(付近)には踏切があります。といっても、一時間に1~2本ほどしか電車は通らないのでほぼ開きっぱなしですが。奥には鉄道神社の鳥居も映ってますね。

ところでこの地点、実は山梨県ではなく長野県です。図らずも、山梨県をほぼ横断する結果となりました(ちなみに先ほど乗り換えに使った小淵沢駅は、中央本線山梨県の一番西にある駅です)。そして、この県境は実は最高地点のすぐそばにあります。というわけで足を伸ばしてみました。国道沿いにあるのでやや怖いですが、路側帯や歩道が比較的ちゃんとしているのでそこまで酷な道のりではありませんでした。

県境

この「清里」というのは野辺山駅の隣駅、清里駅にも使われています。清里駅はJRで2番目に標高が高い駅なんだとか。この県境には「境川」という川が流れています。なかなかに安直なネーミングですね。

境川。さっきの写真とは逆方向の(長野県側を向いた)写真です。

さて、奥の方に「南牧村」と書いた表示が見えるでしょうか。南牧村は長野県の地名ですが、実は県境自体は川の上を通っており、上の県境・境川の写真を撮っている時、自分は厳密には山梨県にいることになります。面白いですね。

満足したので駅のほうへ戻ることに。こっちはバスも通っていないので、自力で行き来する必要があります。がんばりましょう。といっても、そんなに過酷なものではなかったですが。

駅前でソフトクリームをいただきました。実は武田神社の前でぶどうソフトクリームを売っていたのですが、現金がなく食べることができなかったという悲しい過去があります。八ヶ岳周りでは酪農も行われているらしく、牛乳を使ったソフトクリームでした。美味かった。

ソフトクリーム。涼しいからといってぼーっとしていると溶けて手がベタベタになった。

野辺山駅前もそれなりに栄えていて、近くにSLがある公園があり、子供含め人もたくさんいました。観光産業はそれなりに成功しているようです。

やっと帰りの電車が来たので、甲府に向けて折り返します。

復路① 〜甲府、再び。

小淵沢を経て甲府へ戻ってきました。今回は小淵沢駅での乗り換え時間がそれなりにあったので降りてみましたが、時間が微妙になく、何もできずに退散しました。今度は中央本線を起きたまま乗っていたので、綺麗な景色が堪能できました*8

街中に突然崖がある。

すっかり日も傾き始めたころ、甲府駅に到着します。帰りの電車は20時前なので3時間弱ほど時間がありました。晩御飯の前に行っておきたかった場所へ。

でん

そう、アニメイトです。
自分はそこまでアニメに詳しくないのですが、各地のアニメイトを巡るという趣味があり、当然甲府も回収しようと行った……のですが。

逆になぜマッサージチェアがあるのだ

何にもありません。先に断っておくと上の写真はアニメイトがあった2階の写真ではなく1階の写真です。実は朝ここに立ち寄っており、先ほどあげた外観の写真はその時に撮ったものなのですが、開店時間すぐだったのでまだ開いていないだけだと思っていました。

しかし実際には閉店しており、甲府駅からかなり距離のあるイオンモール甲府昭和の方へ移転していました。なんてこったい。同階にあるらしんばんも閉店し(同じくイオンモール甲府昭和に移転し)ており、2階は本当に「もぬけの殻」という状態でした。午後に行くとダンスの練習に使われていました。屋内で涼しいし、人もほぼ来ないですしスペースもありますもんね、、

上の写真からもわかる通り、かなり哀愁漂う状態です。ほとんどの店が閉店しているにも関わらず、電気も煌々とついていますし、空調も効いていました。つまり商業施設として閉まったわけではないみたいです。それが逆に廃墟感がありますね。一応地下のダイソーは開いているみたいで、のちに献血会場ができるようですが……これもコロナの煽りなのでしょうか。

やるべきことも終わってしまったので、晩御飯を食べに行きます。メニューは山梨が誇るB級グルメ、鳥のモツ煮をチョイス。

左上がモツ煮。蕎麦とご飯・小鉢付き。

モツ煮はいろいろなモツが入っていて、食感とりどりという感じでした。鳥だけに。

蕎麦も美味しかったのですが、麺が短く、食べるのに少々の苦労を要しました。そういえば行きに通ったどこかの駅に「蕎麦切り発祥の地」という看板が置いてありましたね。

たしかなまんぞく。ご馳走様でした。

早めの晩御飯を食べ終わり18時ごろです。帰るまで2時間ほどあるのですが、なんとここでやることが尽きてしまいました。これは誓って甲府に何もないというわけではなく、施設の閉まる時間が早いことが原因です。19時にもなると開いている場所は、飲食店を除くと駅前の商業施設とヨドバシカメラしかありません。

晴れ間が神秘的

というわけでその駅前の商業施設とヨドバシカメラで時間を潰し、帰りの電車を待つことになりました。甲府城の方は開いていたっぽいので、時間があれば行ってみてください。
帰りの電車をもう一本後にする案もあったのですが(1時間後ぐらい、終電)、早めにしてよかったなぁと思いました(小並感)。逆に泊まりにすればもうちょい旅の幅は広がりそうですが。

なんとか夜まで時間を稼ぎました。

空が青い(群青)

道の向こうにあるのは「甲州夢小路」という商店街っぽいところ、そして奥には甲府城天守閣が見えています。右奥には甲府駅が見えますが、何気にオレンジの車両(中央線快速でお馴染みのE233系かとも思いましたが多分身延線で使ってる313系ですね)が写っています。身延線のホームは中央本線のホームの奥にあり(つまりホームを共用している)、京都駅の嵯峨野山陰線を彷彿とさせる作りになっていました。

復路② 〜さらば山梨

さて、ついに山梨を去る時がやってきました。行きは寄り道をしていたのですが、帰りは特急「あずさ」で新宿までひとっ飛びです。停車駅が少ない(八王子・立川のみ)ので、文字通りひとっ飛びという感じでした。

じつは特急「あずさ」、自分が東日本で一番好きな(広義)電車です*9。好きなポイントはいろいろあるんですが特に名称と色ですね。このくすんだ紫みたいな色が美しいと思います。
ご存知の方もいるかと思いますが、甲府から新宿方面へ行くには他にも特急「かいじ」という手段があり、なんならこっちの方がメインなのですが、自分は「あずさ」への強いこだわりがあったのであずさに乗りました。いつか松本方面へも行ってみたいですね。

かっけえ。新宿駅にて撮影。

さて「あずさ」に乗車。席間がやや狭い感じがしましたが、ヘッドレストも可動式でなかなか快適でした。「あずさ」を堪能……しすぎましたね、疲れもあり爆睡していました。この旅何度目かの爆睡です。まあ終点は新宿なので、寝過ごす心配もありません。21時14分、新宿に到着。わずか1時間半ほどの道のりでした。

無事帰還

最初の写真と見比べていただくとわかりますが、路線のカラーリングが中央線快速のオレンジ色ではなく、中央本線の青色になっていますね。隣の駅も立川になっており、まさに「あずさ」「かいじ」用のホームといった印象です。というか他路線接続駅の荻窪や吉祥寺を通過するのはなかなか攻めてますよね。まあ気持ちはわかりますけど。

さて、無事新宿に帰ってきたということで、旅はこれでおしまいとなります。

おまけ

さて、Twitterの方に以下のような問いを投げていました。

おまけクイズ
今日私が使った乗車券の区間は、どこからどこまででしょう?

ヒント
使った乗車券は往路復路で一枚ずつのみです。フリーきっぷなどは使っていません。

これの解答をここで発表したいと思います。

正解
(乗車券):東京都区内(新宿)〜信濃川上の往復乗車券
(特急券):甲府 → 新宿 (あずさ54号・指定席)

でした。信濃川上駅は、野辺山駅の一つ向こう側の駅です。このような切符の取り方をした理由は「途中下車したかったから」です。途中下車について、JRの規則は以下のようになっています。

・「途中下車」とは、旅行途中(乗車券の区間内)の駅でいったん改札口の外に出ることをいいます。次の例外を除き、乗車券は、後戻りしない限り何回でも途中下車することができます。
・次の表のきっぷでは途中下車できません。
 片道の営業キロが100キロまでの普通乗車券
 大都市近郊区間内のみをご利用の場合の普通乗車券
 回数券
 一部のおトクなきっぷ
 特急券急行券、グリーン券、寝台券、指定席券、乗車整理券
(出典:JR東日本HP)

新宿〜野辺山の営業キロは(複数乗換案内によると)186.8キロらしいので、一つ目の条件はクリアしています(流石にこれは確認していきました)。しかし、二つ目の条件をクリアしていないのです。正直これは盲点でした。「みどりの窓口」で聞いておいてよかった。

大都市近郊区間は、以下のページのように定められています。

www.jreast.co.jp

なんと小海線では野辺山駅までが東京近郊区間に含まれており、ここまでの切符では途中下車をすることができません。というわけで野辺山駅の一つ向こう、信濃川上駅までの切符を買ったというわけです。

冒頭に書いた「切符を買うときに少し手間取った」というのはこの話で、駅員さんの指摘によりことなきを得ました。朝早くに面倒な客に対応してくださり本当にありがとうございました。

締め

というわけで非常に長くなってしまいました(このブログでも最長クラスではなかろうか)が、最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。

再来週はいよいよ山形へ、本州完全制覇の旅となります。ここまでいろいろなところに行けているのも、家族旅行で様々な場所へ連れて行ってくれた両親のおかげです。本当にありがたいですね。

山梨は自然も豊かで、観光スポットもいい感じにあり、眺めも素晴らしいいい場所でした。ぜひみなさん行ってみてください。

*1:本州で直近行った未踏県は新潟、全国まで広げると佐賀・長崎です。山梨・山形を制覇すると残る未踏県は高知・宮崎・鹿児島のみになります。

*2:最近はJRも安めの切符を出しているのでこの限りではないかもしれない、旅行に行く際はご自身でお調べになることを強く推奨します。

*3:山の日

*4:一応言っておくと徹夜をしていたわけではなく、1時ごろに寝たらそれくらいに起きてしまった、というカラクリです

*5:大月駅は中央線快速の端っこでもある、いわゆる「ターミナル駅」。余談だが周りに何もないので、深夜の中央線快速でここまで寝過ごしてしまうと地獄、という駅として有名。

*6:ご存知の方もいるかと思いますが、「中央線」「中央線快速」は中央本線の一部区間(東京〜高尾あたり、一応大月まで快速が来ることもあるんですが)の愛称で、こちらが正式名称となります。

*7:ちなみに、甲府駅武田神社野辺山駅〜最高地点はほぼ同じ距離(2.2kmくらい)。

*8:終点が甲府ではない(確か大月駅)ので乗り越す危険があった

*9:ちなみに西日本ではスーパーはくと(HOT7000系)、オーシャンアロー(283系)、リレーつばめ(787系)あたりが好き。