SEEDS体験記①

この期に及んで高校時代の、しかも高校一年の時の話になりますが、要望があったのとそろそろ書かないとなということで書かせていただきます。SEEDSの話です。

SEEDSについては「SEEDS同窓会裏話」という記事で少し触れましたが、大阪大学が主催しているサイエンスプログラムです。細かい内容についてはこれから書いていきますが、講義・ディスカッションメインの「体感コース」、研究メインの「実感コース」に分かれています。今回は前者の話です。

○選抜試験

夏休み前に選抜試験が行われます。試験日が二日あり、私は後者を選択したと思いますが、地震があり一週間遅れました。
内容は深層学習的なものだったと思います。講義を聞いて問題に答えるというものでしたが、講義に関連した内容というよりは、ひたすら発想力を問うてくる問題でした。書く量が多かった。

○開講式

開講式は7月の終わりにあったらしいです。「らしい」というのは、私はこの時学校のプログラムでイギリスに行っていて出ていないからです。噂によると台風が来てこっちも大荒れだったらしい。

○合宿

プログラムの最初に親睦を深めるための合宿があります。やること(講義を聞く→ディスカッション)は同じなのですが、一泊二日で行います。
男子校に通っていた上、課外活動にも参加していなかったため、校外の人、さらに同年代の女子と話す機会はかなり久しぶりで、非常に緊張していました。話してみると意外と何とかなる、というよりは周りの皆様のおかげで何とかなったのでしょうが、とにかく話すことはできました。

一緒にいる時間が長かったというのもあり、プログラムを通して一番よく話したのはこの時同じ班だったり同じ部屋だったりした人でした。

○講義

いろいろな講義を聞きました。ほとんどが工学系の話でしたが、今まで聞いたことのないような分野の話を聞くことができたのはよい経験になりました。私は当時から薬学部に進学をするつもりでおり、選抜の時も「薬学部の人の話を聞きたい」みたいなことを書いた覚えがあるのですが、よく通ったものだなと思います。

ちなみに内容は難しかったです。。私は物理が苦手だったので特に。

○ディスカッション

SEEDSでのディスカッションは「めばえ道場」と呼ばれています。その率いた講義の内容に関連して、応用方法や先生の用意した問いについて考えます。
私は化学ごり押しみたいな話をしていましたが、他の視点からの話を聞けたのがすごく楽しかった。実際SEEDSでよく話したのは物理屋の人が多かった覚えがあります。

○レポート

毎回レポート課題が出されました。うちの学校は課題を提出するのが遅い人が多いですが、それがうちの学校だけではないことを思い知らされました。ディスカッションでやったような技術の応用や、物理オリンピックの問題など内容は多岐にわたります。

○国際交流

たまに留学生の方と話をするコーナーがありました。まあいわゆる英会話的なものです。アカデミックな話になると語彙が追い付かずなかなか苦労しました。

まあざっくりこんな感じです。正直SEEDS体感コースの最も良かった点は学外の知り合いが増えたことですね。あと科学についてしゃべれる人が増えたことも大きかった。そして話は2年目へと続いていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。実感コース編に続きます。