【推し活】素人による「かっこいい」クラシック曲選

偶にはボカロ以外の話もしないとな、と思うと意外と話題が出てこないものですが、周りにボカロ屋が少ないので、別の話題を、というわけでクラシックです。
私はある楽器をやっていて、ただ2年ぐらいブランクがあるうえにド*1がつくへたっぴだったので、実質何もできません。昔はコンサートに行ったりしてましたがいまや高校の部活のコンサートぐらいしか見ません。ほぼ素人と言っても過言ではないでしょう。

そんな私がクラシック紹介をしたらほかの人にも聴きやすいんじゃないか、というコンセプトで、今回はお送りしていこうと思います。

なお素人なので、楽曲の歴史的・音楽的解説は一切ありません。すべてはノリで話しています。
また動画選択も割と適当というか、著作権的に大丈夫そうな動画で選んでいるので、各自良い音源を探ってください。人によって演奏も全然違いますし。

音楽史がわかる「今日の料理」

いきなりクラシック曲ではありません。まあこれを見ると音楽史がわかるよ、という話です。各時代の「今日の料理」は何気に聴いたことがあるな~という感じなので、割と聴いていて楽しかった。まあ下ごしらえ的な意味で。

15世紀~1960年代までの音楽史が分かる「今日の料理」を弾いてみた - YouTube

J.S.バッハ / チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV*21052

チェンバロ」というのはピアノのもとになった楽器で、「ハープシコード」とも呼ばれます。この曲はピアノで演奏されることも多いですが、チェンバロ演奏の方が私は好きですね。バッハのチェンバロ協奏曲はどれをとっても聴きやすいので是非聴いてみてほしい。
下の動画はかなり短いバージョンなので聴きやすいです。

Bach: Harpsichord Concerto No.1 in D Minor BWV 1052 (Jean Rondeau) - YouTube

ベートーヴェン / 交響曲第9番 ニ短調 Op.*3125 第二楽章

「第九」といえば皆さんおなじみですが、その第二楽章もかなりかっこいいのです。ぜひ出だしだけでも聴いてほしい。ちなみに合唱は第四楽章につくので、後ろに合唱団の方が控えていることが多いです。

Ludwig van Beethoven: Symphony No.9 in D minor, Op.125 - Mvmt II - YouTube

④ヴィヴァルディ / 「調和の霊感」第8番 RV*4522(Op.3 No.8)

ヴィヴァルディは「四季」が有名なイタリアの作曲家です。この曲は「ヴァイオリン協奏曲」と題されることもありますが、「調和の霊感」というタイトルがなんか強そう(小並感)。高校の部のコンサートでもたまに聴きました。全体的に流れるような聴きやすさが良いですね。

Heifetz 2016: Vivaldi | Concerto for 2 Violins in A minor, RV 522 (Op. 3 No. 8) - YouTube

モーツァルト / 二台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.*5448

かの有名な「のだめカンタービレ」にも登場する曲です。モーツァルトの書いた有名な曲はごまんとありますが、全体的なキラキラとした感じというか、華やかな感じは際立ったものを感じます。音楽の授業でモーツァルトと、同時代に生きた作曲家であるサリエリを主人公とした「アマデウス」という映画を見たのですが、そこに描写されるモーツァルトの曲の華やかさには衝撃を受けました。

Martha Argerich and Daniel Barenboim: Mozart - Sonata for Two Pianos in D major, K. 448 - YouTube

ショパン / 12の練習曲 作品10 第4番 嬰ハ短調 Op.10 No.4

とても練習のための曲には聞こえないんですが……この12の練習曲にはほかにも有名な「別れの曲」「革命」なんかが収録されていますが、この曲がダントツでかっこいいと思います。非常に短いので聞きやすい曲でもあります。

Chopin Etude Op 10 No.4 Valentina Lisitsa - YouTube

バルトーク / ルーマニア民俗舞曲(弦楽合奏版)

個人的に思い入れのある曲です。もともとはピアノ曲なのですが、今では吹奏楽、弦楽など様々なスタイルで演奏されています。一部のフレーズは有名なので、聴いたことがある人もいるのではないでしょうか。バルトークはほかにも「ミクロコスモス」などの作品で有名です。時代的には割と最近の作曲家でもあります。

Béla Bartók - Romanian Folk Dances for String Orchestra Sz.56 BB 68 - YouTube

⑧ヴィターリ / シャコンヌ

中高のクラシック研究部の演奏で一番衝撃を受けた曲。「シャコンヌ」というのは変奏曲の一形態のことで、バッハのものが有名ですが、ヴィターリのシャコンヌも重厚感があってかっこいい。

Vitali "Chaconne" for Violin & Piano | Ray Chen & Julien Quentin - YouTube

ラヴェル / ピアノ協奏曲 ト長調

ラヴェルと言えば「ボレロ」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」、そして「展覧会の絵」のオーケストラ版で知られています。この曲は「のだめカンタービレ」にも登場します。ラヴェルも最近の作曲家で、この曲もジャズなど新しい要素を取り入れた聴きやすい曲です。何より聞いていて楽しい。

Martha Argerich: Ravel - Piano Concerto in G Major | Nobel Prize Concert 2009 - YouTube

チャイコフスキー / くるみ割り人形(ピアノ独奏版)

最後の最後に有名どころ、という感じですが、有名じゃないところまでよいのがくるみ割り人形です。ピアノ独奏版だと知ってるところと知らないところがいい感じの比率で出てくるのでお勧め。

尾崎 未空/チャイコフスキー=プレトニョフ編:組曲「くるみ割り人形」(第40回入賞者記念コンサート 特級【グランプリ】 ) - YouTube

 

というわけで、クラシックも楽しいね、というお話でした。

読んでいただきありがとうございました。

*1:この「ド」は他言語でCやハなどと表される「ド」ではない。

*2:「バッハ作品主題目録番号」と呼ばれる、J.S.バッハの曲を整理するためにのちの時代につけられた番号のこと。

*3:BWVと同様、作品を整理する番号を表す。「オーパス」と読む。

*4:「リオム番号」と呼ばれる、ヴィヴァルディの楽曲整理番号

*5:「ケッヘル」。モーツァルトの楽曲整理番号。